Q7 離婚する際に注意すべき点はありますか。

 離婚する際には,夫婦間に未成年の子がいる場合の親権の帰属は当然のこととして,養育費,財産分与,年金分割,慰謝料等についても合意した上で離婚することをお勧めします。離婚時の話合いの機会を逃してしまうと,なかなか合意ができないものです。

 特に,財産分与については,離婚後2年を経過すると請求出来なくなりますので注意が必要です。また,年金分割についても,原則として離婚成立の日の翌日から2年を経過した場合には請求できません。慰謝料請求にも3年の消滅時効があります。

 なお,協議離婚において合意した内容については,公正証書を作成しておくことをお勧めします(Q4参照)。

2020年10月01日